自転車のブレーキレバーが「スカスカ」「ゆるい」と感じたことはありませんか?
これは非常に危険な状態であり、早急な対応が必要です。
この記事では、ブレーキの効きが悪い原因をわかりやすく解説し、自分でできる調整方法から修理代の目安までを詳しく紹介します。
クロスバイクなどスポーツバイクにも対応しています。
この記事で分かること:
- 自転車のブレーキレバーがゆるくなる原因
- 自転車の前輪・後輪のブレーキレバーがゆるい時の調整方法
- 自転車ブレーキがスカスカのときの直し方
- 自分で直せるか、修理店に任せるべきかの判断基準
- 修理代の相場や目安
- ブレーキの正しいメンテナンス方法
自転車のブレーキレバーがゆるくなる原因とは?
原因 | 内容 |
---|---|
ワイヤーの伸び・緩み | 長期間使用するとワイヤーが伸びてブレーキが効きにくくなる |
ブレーキシューの摩耗 | シューがすり減ると、握り込んでも車輪に接触せず、止まりにくくなる |
ワイヤー固定ネジのゆるみ | 固定ネジが緩んでワイヤーが滑ると、ブレーキが効かなくなる |
Vブレーキのバネの劣化 | バネが弱まると片方のアームしか動かず、均等にブレーキがかからない |
アームやワイヤーのサビ・汚れ | サビやホコリがたまると動きが悪くなり、ブレーキの戻りが鈍くなる |
自転車ブレーキレバーがゆるい場合の直し方【前輪・後輪別】

自転車のブレーキレバーがゆるい前輪の調整方法(Vブレーキ)
- ブレーキレバーを何度か握って動作確認
- ワイヤー固定ネジ(アームの下側)を10mmスパナで緩める
- ワイヤーを少し引っ張って再固定
- ブレーキシューとリムの隙間をチェック(左右均等に)
- 最後に握りしろを確認
自転車のブレーキレバーがゆるい後輪の調整方法(バンド・ローラーブレーキ)
- バンドブレーキ:ワイヤーの張りを調整するだけで改善する場合が多い
- ローラーブレーキ:グリス注入口にグリスを注入(メーカー指定品を使用)
クロスバイクのブレーキレバーがゆるい時の対処法
クロスバイクやロードバイクでは、「Vブレーキ」「キャリパーブレーキ」「ディスクブレーキ」などがあります。
- Vブレーキ:一般的なママチャリと同様にワイヤーとアームの調整で改善可能
- キャリパーブレーキ:中央のボルトを調整し左右のバランスを取る
- ディスクブレーキ:ワイヤー式なら自分で調整可能。油圧式は基本的にショップ対応
自転車のブレーキレバーの遊びを調整する方法
自転車のブレーキレバーの遊びが多すぎると、急ブレーキが間に合わず危険です。
- レバーのアジャスターを調整して遊びを減らす
- アジャスターで調整しきれない場合は、ワイヤーを再調整する
- クロスバイクやスポーツ車にはリーチアジャスター付きモデルも多く、指がかかりやすいように調整可能
自転車のブレーキがスカスカなときのチェックポイント
- ワイヤーが伸びていないか
- ブレーキシューがすり減っていないか
- アームの動きが片側だけになっていないか
- 異音や振動がないか(ブレーキの位置ずれ・摩耗のサイン)
自転車のブレーキが効かないときの直し方と修理代目安

状況 | 自分で対応可? | 推奨対応 |
---|---|---|
ワイヤーの張りが甘い | ◯ | 調整で改善 |
シューが完全に摩耗 | ◯ | 交換(要工具) |
レバーを握っても全くブレーキがかからない | △ | 自信がなければ修理店へ相談 |
アームの片側しか動かない | △ | バネ不良・交換が必要な場合あり |
音鳴りや異音がする | △ | パーツ劣化の可能性高。点検推奨 |
自転車のブレーキ修理にかかる費用目安
修理内容 | 費用相場(目安) |
---|---|
ブレーキワイヤー交換 | 1,000〜2,000円程度 |
ブレーキシュー交換 | 500〜1,500円程度 |
ブレーキ全体点検・調整 | 1,500〜3,000円程度 |
バネ・アームの交換 | 2,000円〜 |
※ショップにより価格は異なります。
自転車のブレーキが効かない・ゆるいときのメンテナンスポイント
- 月に1回はブレーキの効き具合をチェック
- 雨の日の後はワイヤーやアームに注油
- ブレーキシューの摩耗を確認
- 異音や引っ掛かりがあれば早めに点検
ブレーキレバーやパーツ構造の理解と調整方法
ブレーキレバーの基本構造
レバーを握ることで、ワイヤーが引っ張られアームが動き、シューがリムに接触して制動力が発生します。
インナー・アウターワイヤーの役割
- インナーワイヤー:ブレーキ操作の力を伝達
- アウターワイヤー:インナーを保護し、滑らかな動作を補助
ブレーキシューの交換サイン
- 溝が見えなくなったら交換
- 左右で摩耗差がある場合はアームやリムの調整も必要
よくある質問(FAQ)
Q1. 自転車のブレーキが効かないけどレバーは動く。どうしたら?
A. ワイヤーの伸びや、シューの摩耗、アームの片寄りが原因の可能性があります。
Q2. ブレーキ調整後に音がするのはなぜ?
A. シューとリムがずれていたり、異物が挟まっている可能性があります。
Q3. クロスバイクのブレーキ調整は自分でできる?
A. Vブレーキやキャリパーブレーキなら可能。ディスクブレーキ(油圧)はショップに依頼を。
まとめ:自転車のブレーキレバーがゆるいなら早めに調整・点検を!
- 自転車のブレーキがゆるい・スカスカ・効かない時はすぐに原因をチェック
- 前輪・後輪の症状に応じてワイヤーやシューを調整・交換
- クロスバイクなどスポーツ車は専用パーツが必要な場合も
- 異常がある場合は早めに自転車修理専門店へ相談を
安全なライディングのために、ブレーキの調子は常にベストに保ちましょう。